見学日:2022年7月19日 場所:日野市クリーンセンター
見学者:四谷自治会 ごみゼロ推進員 大久保光將(13組)
今年度のごみゼロ推進員研修会でクリーンセンターを見学してきました。その様子をお伝えします。
資源化がしやすくなるごみの出し方についても記載します。
【お伝えしたい内容】
- プラごみは日野市の施設で分別され、包装容器以外のプラも資源化されます
- 可燃ごみは 3 市合同の新焼却炉で処理され、 1 万世帯分以上の電力 を生み出しています
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ごみ出しの注意点 電池がはずせない機器は不燃ごみに入れず、小型家電・金属で
(不燃ごみ収集・破砕時に発火事故が起きているため)
1 プラごみは日野市の施設で分別され、包装容器以外のプラも資源化されます
包装容器のみでの資源化の自治体が多い中、日野市では包装容器以外のプラスチックも資源化しています。クリーンセンターの施設で機会と手作業で分別され、まとめられて再生業者に送られます。実際の選別ラインを見せていただきました。機械と手作業の組み合わせで分別されていました。
手作業分別
選別後の包装容器(パレットなどに再生)
注意点:汚れたものは再生できないほか、プラスチック以外のものも取り除く必要があります(多く混入していると作業員さんも大変)。プラスチックごみはこれらが混ざらないように注意して出しましょう。汚れたプラスチックは可燃ごみに。
2 可燃ごみは 3 市合同の新焼却炉で処理され、 1 万世帯分以上の電力 を生み出しています
可燃ごみは現在、日野市、国分寺市、小金井市による浅川清流環境組合の新施設(旧日野市可燃ごみ焼却施設の隣にあります)で処理されています。巨大なピットに投入されたごみは巨大なクレーンの自動運転で攪拌された後、2基ある大型の焼却装置で高温で焼却されます。排気は様々な方法で浄化されており、国の基準を1桁以上下回っているようです。また熱はすべて火力発電に利用され、1万戸分以上の電力を生み出しているとのこと。焼却灰は日の出の施設でエコセメントになるそうです。
新焼却施設の煙突
巨大クレーンでゴミをつかんで落として撹拌
注意点:破袋撹拌しやすくするため、なるべくごみを丈夫な袋等で二重三重にしないで欲しいとのことでした。
発電用蒸気タービン
3 ごみ出しの注意点 電池がはずせない機器は不燃ごみに入れず、小型家電・金属で
機器に内蔵された電池(特にリチウム・イオン電池)が、不燃ごみの収集時や破砕処理時に発火し収集車や施設の一部が燃えて処理が止まるケースがこれまでに数件あったようです。危険ですし修理費用もかかりますので、電池がはずせない機器は不燃ごみに入れず、小型家電・金属で出してほしいとのことでした。できれば電池が内蔵されて取り外せない機器には「電池内蔵」のメモを貼り付けていただけると、よりありがたいとのことでした。←注意点
おわりに
ごみ処理は、どの自治体でも非常に身近で重要な問題だと思います。日野市は全国的にもごみ削減量が優秀で、収集したごみも有効にリサイクルされたり電力エネルギーになっていると感じました。一方でごみ出し時のちょっとした注意で、その後の処理がしやすくなり、結果として費用の削減ができると思いました。今一度ごみ出しのルールや注意点をご確認お願いします。
*施設見学は事前申請すればどなたでも可能とのことです。「広報ひの」や、「日野市HP」をご覧ください。